最小二乗法と最尤法、どっちも「データに一番合うパラメータの決め方」って説明されてて区別がつかん
【疑問】最小二乗法と最尤法、どっちも「一番合うパラメータを選ぶ」やつやろ?何が違うん【G検定】
前提のおさらい。共分散は2つの変数の「平均からの差」を掛けて平均したもの、分散は1つの変数の差の2乗の平均。直線の傾きは、この2つで決まる
>>1
最小二乗法は、予測と実際の差(残差)の2乗の合計が一番小さくなる直線を選ぶ
3点 (1, 2), (2, 3), (3, 5) に直線 を引くと
残差は 0.17, −0.33, 0.17 で、2乗の合計は約0.17。どう直線を動かしても、これより小さくはならん
>>3
なんで2乗するん?差の絶対値を足したらあかんの?
>>4
あかんことはない。絶対値の合計を小さくするやり方もあって、外れ値に引っぱられにくい
2乗のほうは微分して0とおくだけで式が解けるから、昔から使われてきた。そのかわり、大きな残差を強く嫌うから外れ値に弱い
最尤法は考え方の出発点が違う
「このパラメータやったら、今のデータが出てくる確率(尤度)はどれくらいか」を計算して、尤度が一番大きくなるパラメータを選ぶ
>>6
コインで例を出す。10回投げて表が7回。表の確率を とすると尤度は
なら 、 なら 、 なら 、 なら
で一番大きくなる。これが最尤推定値で、表の割合7/10と一致する
>>7
掛け算が続くと数字が小さくなりすぎるから、実際は対数をとった対数尤度を最大にする
掛け算が足し算になって計算しやすいし、最大になる は変わらん
>>6
結局、別の方法ってことでええの?
>>9
つながってる。残差が正規分布に従うと仮定して最尤法で直線を決めると、最小二乗法と同じ答えになる
正規分布の尤度には「残差の2乗の合計」がマイナスつきで入ってるから、尤度を最大にすることと、2乗の合計を最小にすることが同じになる
>>10
ニューラルネットワークの誤差関数も同じ見方ができる。平均二乗誤差を小さくするのは正規分布の最尤法、分類で使う交差エントロピーを小さくするのはカテゴリの分布の最尤法、と読める
管理人のひとこと
- 最小二乗法は残差の2乗の合計を最小にする。3点 (1,2), (2,3), (3,5) なら で、残差の2乗の合計は約0.17。
- 最尤法は、今のデータが出る確率(尤度)を最大にするパラメータを選ぶ。10回中7回表なら は で最大。計算は対数尤度で行う。
- 残差が正規分布に従うと仮定した最尤法は、最小二乗法と同じ答えになる。
- 2乗のかわりに絶対値を使うと外れ値に強くなる。平均二乗誤差や交差エントロピーも最尤法として読める。