ユークリッド距離・マハラノビス距離・コサイン類似度、どれも「似てるか」を測るやつやろ?
なんで3つもあるん?
【疑問】同じ距離1.41やのに「近い」と「遠い」に分かれた。ユークリッド距離・マハラノビス距離・コサイン類似度【G検定】
前提のおさらい。分散は平均からのばらつき、相関係数は2つの変数がどれくらいそろって動くかを −1〜1 で表したもの。マハラノビス距離はこの2つを使う
>>1
ユークリッド距離は、いわゆる「まっすぐ測った距離」
(1, 2) と (4, 6) なら
コサイン類似度は、2つのベクトルの向きがどれくらいそろってるか
同じ向きなら1、直角なら0、逆向きなら −1
>>4
ユークリッド距離が近ければ、コサイン類似度も高いんちゃうの?
>>5
そうとは限らん。文書の単語の出現回数で比べると分かる
文書A:(3, 0, 1)、文書B:Aを2回つなげた長い文書で (6, 0, 2)
コサイン類似度は1でまったく同じ向き。でもユークリッド距離は で離れてる
長さ(文書の量)を無視して中身の割合で比べたいときはコサイン類似度を使う
マハラノビス距離は、データのばらつきと相関を考えに入れた距離
1変数なら、平均からの差を標準偏差で割ったもの。身長が平均170cm・標準偏差6cmの集団で182cmの人は で、標準偏差2つ分離れてる
>>7
2変数で相関があるとどうなるん?
>>8
2つの変数をそれぞれ標準化してあって(平均0・分散1)、相関係数が0.8とする
点 (1, 1) と点 (1, −1) は、原点からのユークリッド距離がどっちも
で計算すると、(1, 1) は約1.05、(1, −1) は約3.16
相関0.8なら「片方が大きいともう片方も大きい」のがふつう。(1, −1) はその流れに逆らってるから、遠い(めずらしい)と判定される
>>9
それで、異常検知でマハラノビス距離がよく使われるんか。ユークリッド距離だけやと、どっちも同じに見えてまう
>>10
ただ、マハラノビス距離は共分散行列の推定が前提やから、データが少なかったり変数が多すぎたりすると不安定になる。何でもこれがええ、というわけでもない
管理人のひとこと
- ユークリッド距離はまっすぐ測った距離((1,2) と (4,6) で5)。コサイン類似度はベクトルの向きのそろい具合で、1・0・−1が同じ向き・直角・逆向き。
- (3,0,1) と (6,0,2) はコサイン類似度1だがユークリッド距離は約3.16。量より割合で比べたいときはコサイン類似度。
- マハラノビス距離はばらつきと相関を考えた距離。1変数なら標準化した値(182cmは平均170・標準偏差6で2)。
- 相関0.8の標準化データでは、(1,1) は約1.05、(1,−1) は約3.16。ユークリッド距離はどちらも約1.41。異常検知に使われるが、共分散の推定が不安定だと弱い。