2つのグループの平均をt検定で比べたら、「等分散を仮定」とウェルチで、p値が0.12と0.03でぜんぜん違った
どっちを信じればええんや
【疑問】2グループの平均の差のt検定、「等分散を仮定」とウェルチでなんで結果が変わるん?【統計検定2級】
>>1
おさらいから。2グループの平均の差を、その差の標準誤差で割ったものが
違いは標準誤差の作り方。等分散を仮定するほう(スチューデントのt検定)は、2グループの分散を1つにまとめて(プールして)使う。ウェルチのt検定は、それぞれの分散をそのまま使う
>>2
数字を出すと、グループAが8人で平均72・標準偏差4、Bが20人で平均65・標準偏差12やった
>>3
等分散を仮定するなら、まとめた分散は
差の標準誤差は で、。自由度26でp値は約0.12
>>4
ウェルチは?
>>5
それぞれの分散を人数で割って足す
。自由度は専用の式で約25.6になって、p値は約0.029
>>6
なんでこんなに違うん
>>7
まとめた分散は人数の多いBの分散(144)に引っ張られる。でも平均の差のぶれには、人数の少ないAの分散(16)も の重みで効いてる
ばらつきの小さいAに大きい分散を当てはめてしまうから、標準誤差を大きく見積もって が小さくなる
>>8
逆の組み合わせやったら?
>>9
人数の少ないほうの分散が大きいと、逆に標準誤差を小さく見積もって、有意が出すぎる
本当は平均に差がない状態で、20人・標準偏差4と8人・標準偏差12のデータを何回も作って5%で検定するシミュレーションをすると、等分散を仮定したt検定は約18%で有意になる。ウェルチは約4.8%
>>10
じゃあ先に分散が等しいかをF検定で調べて、等しければスチューデント、違えばウェルチ、でええやろ
>>11
その2段階のやり方は勧められないことが多い。F検定で「等しくないとは言えない」となっても、等しい証拠にはならんから
人数が少ないと、分散がかなり違ってもF検定では見逃す。最初からウェルチを使っておけば、分散が等しいときでも損はほとんどない
>>12
いや、教科書の問題は「等分散を仮定して」って書いてあるやつばっかりやぞ
>>13
問題文に「等分散を仮定」とあるならスチューデントで計算すればええ。自由度は
実際のデータを分析するときは、等分散を仮定する根拠がなければウェルチ、ってだけの話
同じ人の前と後を比べるときも、この2つのどっちか?
>>15
それはどっちでもない。同じ人のペアがあるなら、1人ずつの差をとって、その差の平均が0かを1標本のt検定で調べる(対応のあるt検定)
2グループとして扱うと、人ごとの差(もともと点数が高い人・低い人)がばらつきに入って、差を見つけにくくなる
2グループの人数が同じなら、どっちでも同じになる?
>>17
人数が同じなら の値は一致する。まとめた分散で計算しても、それぞれで計算しても、標準誤差が同じになるから
違うのは自由度だけで、分散が大きく違うとウェルチの自由度は小さくなる
等分散を仮定するとまとめた分散、ウェルチはそれぞれの分散。人数と分散の組み合わせで、まとめた分散は大きくも小さくも外れる。迷ったらウェルチ、同じ人のペアなら対応のあるt検定。0.12と0.03の理由が分かったわ
管理人のひとこと
- 2標本のt検定は、平均の差を差の標準誤差で割る。等分散を仮定するとまとめた分散 (自由度 )、ウェルチはそれぞれの分散 を使う。
- 例(8人・平均72・標準偏差4と20人・平均65・標準偏差12)では、等分散で ・p値約0.12、ウェルチで ・p値約0.029。
- 人数の少ないグループの分散が大きいと、等分散のt検定は有意が出すぎる(シミュレーションで約18%、ウェルチは約4.8%)。
- F検定で分散を調べてから選ぶ2段階は勧められないことが多い。根拠がなければウェルチ。人数が同じなら は一致する。同じ人の前後は対応のあるt検定。