自由度って、カイ二乗分布でもt分布でもF分布でも出てくる
「データ数−1」って覚えてたら、そうじゃないときもあって混乱する。結局なんの数なん
【疑問】自由度って結局なんの数なん?「データ数−1」じゃないときもあるやん【統計検定2級】
>>1
一言でいうと「決まりごと(制約)があるもとで、自由に決められる値の個数」
3つの数の平均が10と決まってたら、合計は30。1つ目を8、2つ目を13と自由に決めたら
3つ目は9に決まってしまう。自由に選べたのは2個
>>2
それと分散を で割る話はどうつながるん
>>3
偏差(データ−平均)は、足すと必ず0になる
8, 13, 9 なら平均10で偏差は 、足して0
偏差は3個あるけど、自由に動けるのは2個。だから2乗和を2で割る:
>>4
「動ける数」って、言い方を変えてるだけちゃうの。計算の上で何か意味あるんか
>>5
意味はある。正規分布のデータなら、偏差の2乗和を で割ったものが自由度 のカイ二乗分布に従う
カイ二乗分布の平均は自由度に等しいから、2乗和の平均は
、 なら2乗和の平均は 。 で割ってちょうど4になる
カイ二乗の適合度検定で「マスの数−1」なのも同じ理屈?
>>7
同じ。サイコロを60回振って、1〜6の目の回数を数えるとする
合計が60と決まってるから、5つの目の回数が決まれば6つ目は決まる
マス6個で自由度は
>>8
でも、分布のパラメータをデータから推定したら、さらに引くって聞いたぞ
>>9
そう。例えばポアソン分布の平均をデータから推定して当てはめたら、推定した1個分だけさらに引く
マス5個なら 。推定に使った分だけ、決まりごとが増える
分割表は?2行3列の表とか
>>11
行の数を 、列の数を として
2行2列で、行の合計が30と70、列の合計が40と60と決まってるとする
左上を10と決めたら、右上は 、左下は 、右下は で全部決まる。自由度は
2行3列なら
>>12
自由度を間違えたら何が困るん
>>13
境目の値が変わって、結論が変わる。カイ二乗分布の上側5%点は
自由度1で3.84、2で5.99、3で7.81、5で11.07
同じカイ二乗値6.0でも、自由度2ならp値は約0.050で境目ぎりぎり、自由度3なら約0.11で全然届かない
t検定のほうは?2つのグループを比べるとき
>>15
1つのグループの平均の検定なら
2つのグループで分散が等しいと仮定するt検定なら、平均を2つ推定するから
10人と12人なら で、両側5%の境目は約2.086
>>16
じゃあ「データ数から、推定した平均の数を引く」で全部いけるんか
>>17
平均に限らず「推定したパラメータの数」を引く
直線 を当てはめる単回帰なら、 と の2つを推定するから、残差の自由度は
データ12組なら
>>18
その覚え方やと分割表で迷わんか。>>12の は「データ数−推定した数」に見えんやろ
公式で覚えるより、>>12みたいに「何マス自由に埋められるか」を数えたほうが確実やと思う
>>19
分割表も同じ形に直せる。独立性の検定では、行の割合 個と列の割合 個を推定してる
「マスの数−1−推定した数」で計算すると、2行3列なら
数えても公式でも同じ答えになる。迷ったら両方でやって一致を確認すればええ
自由度は「決まりごとのもとで自由に決められる数」。偏差の合計0で1個減る、推定したパラメータの分だけ減る、分割表は 。自由度を間違えると境目が変わるから、検定のたびに数え直すわ
管理人のひとこと
- 自由度は、制約のもとで自由に決められる値の個数。平均が決まった3つの数は2個しか自由に選べない。偏差の合計は必ず0なので、不偏分散は で割る(8, 13, 9 なら )。
- 適合度検定は「マスの数−1」(サイコロ6マスで5)。パラメータをデータから推定したら、その数だけさらに引く。
- 分割表は (2×2で1、2×3で2)。「マスの数−1−推定した数」で計算しても同じになる。
- t検定は1グループで 、等分散の2グループで (10人と12人で20、境目約2.086)。単回帰の残差は 。
- 自由度で境目が変わる。カイ二乗値6.0は自由度2でp値約0.050、自由度3で約0.11。