ラオ・ブラックウェルの定理の証明、全分散の公式を使うってところまでは見たけど、なんで十分統計量が要るのか分からん
【疑問】ラオ・ブラックウェルの定理で、十分統計量で条件付けると分散が減るのはなんで?【統計検定1級】
1: 名無しさん
2: 名無しさん
前提のおさらいを3つ
推定量の良さは平均二乗誤差で比べ、不偏なら分散で比べる
分解定理: と書ければ は十分統計量で、 のもとでのデータの条件付き分布は によらない
全分散の公式:
3: 名無しさん
主張から。 が不偏推定量、 が十分統計量なら、 について
4: 名無しさん
>>3
証明は全分散の公式で1行
不偏性は繰り返し期待値 から
5: 名無しさん
>>1
十分統計量が要るのは、 を計算できるようにするため
条件付き分布が によらないから、 も を含まない の関数になって、推定量として使える
十分でない で条件付けると、結果に が残って計算できない
6: 名無しさん
ベルヌーイでやる。(1回目だけ)は不偏で分散
のもとで、 の確率は対称性で 。だから
分散は に減る
7: 名無しさん
>>6
ポアソンの でも
は不偏。 のもとで やから
8: 名無しさん
>>7
で分散を比べると、 は
は 。20分の1以下
9: 名無しさん
一様分布 では 、 とすると
は確率 で そのもの、残りの確率で やから
10: 名無しさん
>>9
偏りを直した最大値が、条件付けで自動的に出てくるんやな
11: 名無しさん
>>3
でもこれで出た推定量が一番いいとは限らんやろ。元の を変えたら違う答えになるかもしれん
12: 名無しさん
>>11
それを片づけるのがレーマン・シェフェの定理。 が完備でもあれば、どの不偏推定量から始めても同じ になって、それが一様最小分散不偏推定量
ベルヌーイ、ポアソン、一様分布の例は、どれも が完備
13: 名無しさん
>>12
完備でないと、条件付けた結果が始め方で変わることがある。その場合は「改良はできる」までしか言えない
14: 名無しさん
不偏なものを1つ見つける、十分統計量で条件付ける、条件付き期待値を計算する。分散が減る理由は全分散の公式、という流れで書けばいいんやな
管理人のひとこと
- ラオ・ブラックウェル: が不偏、 が十分なら も不偏で 。証明は全分散の公式。
- 十分性が要るのは、 が を含まず推定量として計算できるようにするため。
- 例:ベルヌーイ 、ポアソン (分散0.173→0.0081)、一様 。
- が完備ならレーマン・シェフェの定理で、得られた推定量が一様最小分散不偏推定量になる。