パッケージAとBで100人ずつに見せたら、Aは30人、Bは45人が買った
Bのほうが売れるって言ってええんか。偶然の差ちゃうかって言われた
【疑問】パッケージAとBで買った割合が違う、って分割表のカイ二乗検定で言えるん?【統計検定2級】
>>1
こういう「行と列で分けて人数を数えた表」(分割表)で、2つの分け方に関係があるかを調べるのがカイ二乗検定(独立性の検定)
帰無仮説は「パッケージと買うかどうかは独立(関係ない)」
>>2
どう計算するん
>>3
まず、独立やったら各マスに何人入るはずか(期待度数)を出す
全体で買ったのは200人中75人やから、独立ならAもBも100人中37.5人が買って、62.5人が買わないはず
期待度数は「行の合計 × 列の合計 ÷ 全体」でも出せる。Aの買ったマスなら
>>4
で、実際の人数とのずれを見るんか
>>5
そう。観測度数 と期待度数 のずれを2乗して で割って、全部のマスで足す
4マスとも やから
>>6
自由度は?
>>7
2行2列やから 。行と列の合計が決まっていれば、1マス決めたら残りは決まる
自由度1のカイ二乗分布の上側5%点は3.84。4.8はそれを超えるから、5%水準で「関係がある」と言える。p値は約0.028
>>8
それ、2つの割合の差の検定(0.30と0.45の差)と何が違うん
>>9
2行2列なら同じ結論になる。割合の差の を計算すると
で、カイ二乗の値とぴったり一致する
>>10
じゃあ分割表の検定なんか要らんやん。割合の差で全部できる
>>11
2行2列ならな。2行3列みたいに列が3つ以上あると、割合の差1つでは表せん
たとえばA・Bの2つのパッケージで「買った・迷った・買わない」の3択を数えたら、自由度 のカイ二乗分布で、まとめて1回で検定できる
カイ二乗の値が大きいほど、関係が強いってこと?
>>13
そうとは限らん。人数を10倍にして、割合を同じにすると
Aが1000人中300人、Bが1000人中450人なら で10倍になる。割合の違いはまったく同じなのに
カイ二乗の値は人数に比例して大きくなる。関係の強さを見たいなら、人数で割ったクラメールの連関係数 (2行2列の場合)を使う。どっちの例も で同じ
人数が少ないときは?
>>15
カイ二乗分布で近似してるから、期待度数が小さいマスがあると近似が悪くなる。期待度数が5未満のマスがあるときは注意、という目安がよく使われる
2行2列では、ずれを0.5小さくするイェーツの補正をかけることもある。この例やと 、p値は約0.041
>>16
補正したら値が変わるんか。どっちを使えばええねん
>>17
補正ありは厳しめ(有意になりにくい)に出る。人数が十分なら差は小さい
大事なのは、どっちを使ったかを書いておくこと。境目ぎりぎりのときは、人数が少ない場合の正確な検定(フィッシャーの正確検定)を使うこともある
期待度数は行の合計×列の合計÷全体、ずれの2乗÷期待度数を足す、自由度は 。2行2列は割合の差の検定と同じ。カイ二乗の大きさは人数で膨らむから、強さは別に見る。これで説明できるわ
管理人のひとこと
- 分割表のカイ二乗検定(独立性の検定)は、期待度数 =行の合計×列の合計÷全体 と観測度数 から を計算する。例(Aが100人中30人、Bが100人中45人)では 、自由度1、p値約0.028。
- 2行2列では割合の差の 検定と同じ(、)。3列以上でもまとめて1回で検定できる(2行3列は自由度2)。
- カイ二乗の値は人数に比例して大きくなる(10倍で48)。関係の強さはクラメールの連関係数 などで見る(どちらも約0.155)。
- 期待度数が5未満のマスがあると近似が悪い。イェーツの補正では (p値約0.041)。どちらを使ったか書く。