新しい教材の効果を20項目で検定したら、1項目だけ p = 0.03 で有意やった
5%水準で有意なんやから、効果あったってことやろ
【悲報】20項目で検定して1個だけ有意、喜んでたら「それ偶然やろ」と言われた【統計検定準1級】
>>1
有意水準5%は「本当は効果がなくても、1回の検定で5%の確率で有意が出る」ってこと
20回が独立なら、効果がまったくなくても1回以上有意が出る確率は
>>2
64%もあるんか。むしろ出るほうが普通やん
>>3
回数ごとに見ると、3回で約14%、5回で約23%、10回で約40%
この「どれか1つでも誤って棄却してしまう確率」をファミリーワイズエラー率と呼ぶ
じゃあ何回も検定したいときはどうするん
>>5
いちばん簡単なのがボンフェローニ補正。 回検定するなら、1回ごとの基準を に下げる
20項目なら で、>>1の は届かない
>>6
それ、検定どうしが独立じゃなくても使えるん?
>>7
使える。「どれか1つでも起きる確率」は「それぞれの確率の和」以下やから
独立なら実際の値は、10回で で、ほぼ ちょうど
>>8
でも基準をそこまで下げたら、本当に効果がある項目まで見逃すやろ
>>9
その通りで、ボンフェローニは厳しめ(保守的)
同じ5%の保証のまま少し緩めたのがホルム法。 値を小さい順に並べて、 番目を と比べ、届かなかったところで止める
>>10
例ください
>>11
4項目で 値が 0.005, 0.012, 0.020, 0.30 とする
ボンフェローニは全部 と比べるから、有意は2つ
ホルムは順に 、、、 と比べて、、、 の3つが有意。4つ目の0.30で止まる
>>12
ホルムのほうが必ず同じか多く拾えるなら、ボンフェローニを使う意味ないやん
>>13
拾える数ならホルムの勝ち
ボンフェローニのよさは、基準が全項目で1つで済むこと。信頼区間を何本も同時に出すときも、各区間を で作るだけでええ(4本なら各98.75%)
そもそも補正なんかせんで、何回検定したかを全部書いとけばええんちゃうの
>>15
全部書くのはどっちにしても必要。読む人が判断できる
ただ「どれか1つでも効いた」と主張するなら補正は要る。最初から主に見る項目を1つに決めておけば、その1つは補正なしで検定できる
分散分析のあとで、グループのペアを全部比べるときは?
>>17
3グループならペアは3通り、5グループなら10通り
ボンフェローニなら で比べる。ペアの比較専用のテューキー法もある
遺伝子みたいに、何千回も検定するときは?
>>19
1000回でボンフェローニやと基準が で、厳しすぎてほとんど何も拾えん
そういうときは「有意にしたものの中に、誤りが混ざる割合」を抑える偽発見率(FDR)という考え方を使うことが多い
検定を増やすほど偶然の有意が出る。ボンフェローニは で単純、ホルムは同じ保証でもう少し拾える。何回検定したかは全部書く。20項目で1個は、喜ぶ前に疑うわ
管理人のひとこと
- 効果がなくても、独立な検定を20回すれば1回以上有意になる確率は 。どれか1つでも誤って棄却する確率をファミリーワイズエラー率という。
- ボンフェローニ補正は1回ごとの基準を にする(20回なら0.0025)。検定が独立でなくても、全体の誤りは 以下に収まる。
- ホルム法は 値を小さい順に と比べる。同じ保証で、ボンフェローニより同じか多く棄却できる(例で2つ→3つ)。
- 何回検定したかは全部報告する。主に見る項目を前もって1つに決めれば、その項目は補正なしで検定できる。検定が非常に多いときは偽発見率(FDR)の考え方を使う。