16人で、新しい方法Aの8人中7人、従来の方法Bの8人中2人に効果があった
カイ二乗検定をしようとしたら、人数が少ないからフィッシャーの正確検定にしろって言われた。何が違うんや
【疑問】人数が少ない分割表はフィッシャーの正確検定って言われた。カイ二乗検定と何が違うん?【統計検定準1級】
>>1
カイ二乗検定は、カイ二乗分布で近似した検定。人数が多ければよく合うけど、期待度数が小さいと近似が悪くなる
この表やと、効果があった9人・なかった7人を8人ずつに分けるから、期待度数は4.5と3.5。5未満のマスがある
>>2
フィッシャーのほうは近似せんの?
>>3
しない。行と列の合計を固定して、「Aの8人のうち効果があった人が何人になるか」の確率を、組合せで正確に計算する
16人中9人に効果があって、そこから8人をAに選ぶと考えると、Aの効果ありの人数は超幾何分布に従う
>>4
実際に計算してみて
>>5
帰無仮説(AとBで効果は同じ)のもとで、Aの効果ありがちょうど7人になる確率は
8人全員になる確率は
>>6
で、p値は?
>>7
「実際と同じか、もっと極端な表」の確率を足す。Aが7人以上なら で、これが片側のp値
両側は、反対側(Aが2人以下)も同じくらい極端なものとして足す。この表は左右対称やから約0.041
>>8
カイ二乗検定でやったらどうなるん
>>9
補正なしのカイ二乗検定やとp値は約0.012で、フィッシャーの0.041よりずっと小さく出る
イェーツの補正をかけると約0.044で、フィッシャーに近づく
少ない人数で補正なしを使うと、有意が出やすすぎることがある
>>10
なら、いつでもフィッシャーを使えばええやん。正確なんやから
>>11
人数が多いと計算は重くなるけど、今のコンピュータならたいてい計算できる。だからいつでもフィッシャー、という考え方もある
ただ、とびとびの確率を足すから、実際の第1種の誤りの確率は5%より小さめになりやすい(保守的)
人数が十分あれば、カイ二乗検定とほぼ同じ答えになる
有名な例があるって聞いた
>>13
紅茶にミルクを先に入れたか後に入れたかを当てられる、という人の話
8杯のうち4杯ずつ用意して、どの4杯がミルクが先かを当てさせる。当てずっぽうで4杯とも当たる確率は
全部当てれば、偶然とは考えにくい
>>14
4杯中3杯当たったら?
>>15
3杯以上当たる確率は、3杯の組み合わせが 通りあるから
3杯当てたくらいでは、まぐれでも4回に1回くらい起きる
期待度数が小さいならフィッシャー。行と列の合計を固定して、超幾何分布で「同じかもっと極端な表」の確率を足す。少ないときに補正なしのカイ二乗を使うと有意が出すぎる。人数が多ければどっちでもほぼ同じ。分かったわ
管理人のひとこと
- フィッシャーの正確検定は、行と列の合計を固定して、超幾何分布で「実際と同じかもっと極端な表」の確率を正確に足す。期待度数が小さい(5未満のマスがある)ときに使う。
- 例(A 8人中7人、B 8人中2人)では、Aが7人になる確率約0.0196、8人約0.0007で、片側p値約0.020、両側約0.041。
- 同じ表で補正なしのカイ二乗検定はp値約0.012と小さく出て、イェーツの補正をかけると約0.044。フィッシャーは保守的になりやすい。
- 紅茶の例:8杯中4杯を全部当てる確率は 、3杯以上は約0.24。