モデル選択でAICを使うかクロスバリデーション(CV)を使うか、違いを説明せよ、って問題
【疑問】クロスバリデーションとAIC、どっちも予測のよさを測るなら何が違うん【統計検定1級】
前提のおさらい。AICは、同じデータで推定と評価をした最大対数尤度が約 だけ甘いのを、式で直した基準
>>1
CVは甘さを式で直すかわりに、データを分けて実際に測る
分割CV:データを 個に分けて、1つを評価用、残りで推定。これを 回くり返して誤差を平均する
(1個ずつ抜く)が1個抜き交差検証(LOOCV)
>>3
甘さが実際に見える例。データ を平均で予測すると、手元での二乗誤差の和は
1個抜いて残り4個の平均で予測すると、誤差は になるから
>>4
手元では10、新しいデータに近い条件では15.6。この差がAICの で直してる甘さに当たる
で、結局どう違うん
>>6
AICは尤度が書けるモデルで、母数の数で甘さを近似する。計算は1回の当てはめで済む
CVは尤度がなくても、どんな損失(二乗誤差、正解率など)でも使える。そのかわり 回当てはめる
>>7
大きい では、最尤で当てはめたモデルのLOOCVとAICは同じモデルを選ぶ(漸近的に同等、というストーンの結果)
どっちを使っても似た結論になることが多い
>>8
でも実務ではCVのほうが安全やと思う。AICは母数の数がはっきりしないモデル(正則化や木のモデル)では をどう数えるか決められない
>>9
CVにも落とし穴がある。データの前処理(標準化、変数選択)を全データでやってから分けると、評価用のデータの情報が推定に漏れて甘くなる
前処理も分割の内側でやる。時系列なら、未来のデータで過去を推定しないように分ける
>>3
の選び方は5か10がよく使われる。 が小さいと推定に使うデータが減って誤差を大きめに見積もり、 だと見積もりのばらつきが大きくなりやすい
AICは式で甘さを直す、CVは分けて測る、大きい ではだいたい一致、CVは前処理の漏れに注意。違いはこの4点で書けそうやな
管理人のひとこと
- 分割CVは1つを評価用、残りで推定を 回くり返す。 が1個抜き交差検証(LOOCV)。
- 例:データ を平均で予測すると、手元の二乗誤差和10に対しLOOCVは 。
- AICは尤度と母数の数で甘さを近似し1回の当てはめで済む。CVは任意の損失に使えるが 回当てはめる。大きい ではLOOCVとAICは漸近的に同等。
- CVでは前処理を分割の内側で行い、時系列は時間の順を守って分ける。