知識表現のところで、意味ネットワーク、is-a、part-of、オントロジー、Cyc と用語が一気に出てきて分からん
【疑問】意味ネットワークの is-a と part-of って何が違うん?オントロジーとCycも分からん【G検定】
前提のおさらい。第2次AIブームでは、知識をコンピュータに入れて推論させようとした
そのためには、知識をどういう形で書くか(知識表現)を決める必要がある
>>1
意味ネットワークは、概念を点(ノード)、概念どうしの関係を矢印(リンク)で表した図
矢印にはラベルがついていて、よく使うのが is-a と part-of
>>3
is-a は「〜の一種」
ペンギン is-a 鳥、鳥 is-a 動物
is-a は上の概念の性質を引き継ぐ(継承する)。鳥に「羽がある」と書いておけば、ペンギンにも羽がある
>>4
is-a はたどっていける。記号で書くと
これが推移律
>>4
「鳥は飛べる」も継承したら、ペンギンも飛べることにならん?
>>6
なる。だからペンギンのところに「飛べない」と書いて、下の概念の情報を優先させる
例外を1つずつ書いていくことになるから、知識が増えるほど手間も増える
>>3
part-of は「〜の一部」
車輪 part-of 自転車
>>8
part-of もたどっていけるん?
>>9
いつもとは限らない
「太郎の腕 part-of 太郎」「太郎 part-of 野球チーム」から「太郎の腕 part-of 野球チーム」とは言いにくい
part-of にはいくつか種類があって、推移律が成り立つかどうかが種類によって違う
has-a は part-of の向きを逆にした言い方
自転車 has-a 車輪
>>1
オントロジーは、ある分野で使う概念と、その関係をきちんと決めた体系
「概念化の明示的な仕様」と定義されることが多い。同じ言葉を人やシステムで同じ意味に使うための取り決め
>>12
ヘビーウェイトオントロジーとライトウェイトオントロジーっていうのもあったで
ヘビーウェイト:人が時間をかけて、概念の関係を厳密に決める
ライトウェイト:コンピュータでデータから関係を見つけて、完全には正しくなくても使えればいい、と考える
>>1
Cyc はヘビーウェイトの代表
ダグラス・レナートが1984年に始めたプロジェクトで、人間が当たり前に持っている常識を全部書き出してコンピュータに入れようとした
「物は同時に2か所には存在できない」みたいな知識を、人の手で1つずつ書く
>>14
常識って無限にありそう
>>15
実際、何十年も続いて、まだ終わってない。常識を書ききるのがどれだけ大変かを示した例として出てくる
第2次ブームの「知識獲得のボトルネック」が、いちばん大きな形で出たのがこれやな
>>16
is-a は継承と推移律、part-of は推移律が成り立たないことがある、オントロジーは概念の取り決め、Cyc は常識を全部書く挑戦。これで整理できた
管理人のひとこと
- 意味ネットワークは概念をノード、関係をラベルつきのリンクで表す。is-a(〜の一種)は性質を継承し推移律が成り立つ。part-of(〜の一部)は種類によって推移律が成り立たないことがある。has-a は part-of を逆向きにした言い方。
- 継承には例外があり(ペンギンは飛べない)、下の概念の情報を優先させる。
- オントロジーは概念と関係をきちんと決めた体系。人が厳密に作るヘビーウェイトと、データから関係を見つけるライトウェイトがある。
- Cyc はダグラス・レナートが1984年に始めた、常識を人の手ですべて書き出すプロジェクト。